液晶の「ムラ」は全画面で白を表示した場合に特に感じやすい。液晶の一部分に陰りを感じたり、黄色い味の強い部分を感じたりといったことから輝度ムラ、色ムラの存在を確認できる。
現時点における輝度ムラ、色ムラの最大の原因は、視野角の狭さによるもので、観察者に相対した表示面との角度が、画面周囲と中心部とで異なってしまうことから生じる(
図A)。特に一般的なTN方式(別ページの技術解説を参照)の液晶では、上下視野角が狭く、画面の上と下が暗く感じられる場合が多い。色合いも、上に黄色の強い部分、下に青みの強い部分というような不均一さを感じてしまう。視野角の狭い液晶だと、色ごとの放射指向性が異なるために起きる現象だ。
2番目の要因は、バックライト機構の不出来によるもので、蛍光管からの光を均等に拡散しきれない場合に、暗い領域がムラとして認識されてしまうため。ただし、最近はバックライト機構の質が上がったため、明確な陰りがあるモニタは減っている。ほとんどが視野角に起因するものだ。