2005年3月4日
シャープのノートPC“メビウス”シリーズのラインナップが一新された。今回はTV機能を搭載したオールインワンノート「PC-XG70H」をピックアップして紹介する。
TVの視聴・録画がよりきれいに、より快適に
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写真1 TV機能を搭載したオールインワンノート“メビウス”「PC-XG70H」。 |
PC-XG70Hは、表示解像度XGAの15インチ液晶パネルを搭載するデスクトップ置き換え用途がメインの大型ノートだ。本機種のセールスポイントは、この機種のために新規に開発されたTVチューナと、約630cd/m2の超高輝度に加え、引き締まった黒を出すASV方式ブラックTFT液晶がもたらすAV機能である。TVチューナには輝度信号と色信号の2つを対象とするノイズリダクション、ゴーストリダクション、色のにじみを軽減する3D Y/C分離、エッジ強調、色ズレやコントラストなどへの各種補正機能など、デスクトップ用高級TVチューナカードを超えるレベルの高機能なものが搭載されている。ノートPCとして最高クラスの高輝度液晶と相まって、クリアで色鮮やかな映像が鑑賞可能だ。もちろんインターネット電子番組表を利用した録画予約も可能で、録った番組は内蔵する2層記録DVD+R対応のDVDスーパーマルチドライブで保存できる。Windows上でのTV機能はインタービデオジャパンの視聴ソフト「WinDVR3」に加え、今回から家電ライクなインターフェイスを備えたAV統合ソフト「StationAV」を新たに搭載した。付属のリモコンとの親和性が高く、パソコンであることを意識せずにTVの視聴、画像ファイルの閲覧などが行える。
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本体前面。 |
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背面。 |
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左側面。 |
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右側面。 |
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写真1 従来のフラッグシップ機「XV」に比べ、TV関連のコネクタが後方に移動したため、設置時は周辺がすっきりとまとまるようになっている。さらにアクセスが頻繁な光ドライブは前面配置と抜かりがない。 |
また、Windowsを起動することなく素早くTVやDVDが楽しめる“INSTANT PLAY”も、今回から録画機能に対応したため、使い勝手が格段にアップしている。これまでシリーズの特徴であった“見る、録る、残す”がよりきれいに、より快適にグレードアップしているわけだ。
新CPUの採用とともに
基本スペックが大幅改良
液晶やTV機能関連だけでなく、内部スペックに関しても大幅な改良が施されている。CPUはAMDのMobile Athlon 64 2700+を採用する。同シリーズの下位機種「PC-XG50H」の場合は、AMDの新型バリューブランド“Sempron”のモバイル向けとなる、Mobile Sempron 2600+を搭載する。これに伴い、チップセットもDirect X9準拠グラフィックアクセラレータを内蔵したATI RADEON XPRESS 200Mに変更され、RADEON 9200クラスの3D性能を利用できる。メモリもPC2100対応からPC2700対応へスピードアップし、最大2GBまでの拡張が可能になった。光学ドライブも2層記録DVD+Rが可能なDVDスーパーマルチドライブになり、4.7GBを超える長時間録画の番組保存にも対応した。
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付属リモコン。 |
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INSTANT PLAYのメニュー画面。 |
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写真3、4 INSTANT PLAYでの視聴時にも、そのまま録画可能。また、リモコンは同社のAVパソコン「PC-TX」のものを踏襲している。 |
このように、スペック的にはエントリモデルのデスクトップPCを凌ぐほどの性能を持つが、反面モバイル性能はバッテリ駆動時間1.5時間(予測)、重量3.8kg(予測)に加え、無線LAN機能も未搭載と低いため、省スペースPCとしての利用がメインとなるだろう。実売店頭価格は23万円半ばとなっている。MS Office Personal 2003がインストール済みなのでビジネスにも活用できることを考慮すると、趣味と実用で活躍するリーズナブルなマシンとして重宝するだろう。CPUのほか、HDDを160GBから80GBへ変更した下位モデル「PC-XG50H」の実売店頭価格は20万円前後となっている。
| メビウス PC-XG70H/PC-XG50Hの主なスペック |
| 製品名 |
PC-XG70H |
PC-XG50H |
| 予想実売価格 |
23万円台半ば |
20万円前後 |
| CPU |
Mobile Athlon64 2700+ |
Mobile Sempron 2600+ |
| メモリ(最大) |
256MB(2GB) |
| チップセット |
RADEON XPRESS 200M |
| 液晶/解像度 |
15型/1024×768ドット |
| ビデオ |
チップセット内蔵 |
| HDD |
約160GB |
約80GB |
| 光学ドライブ |
DVDスーパーマルチ(DVD+R DL対応) |
| カードスロット |
PCカード(TypeII)×1、CF×1、SD/メモリースティック(Pro対応)/スマートメディア×1 |
| 通信 |
56kbpsモデム、10/100BASE-TX |
| I/O |
外部ディスプレイ出力×1、S-VIDEO出力×1、S-VIDEO入力×1、ビデオ映像入力(RCAピン)×1、TVアンテナ入力×1、S/PDIF×1、ビデオ音声入力(RCAピン)×1、USB 2.0×4、IEEE1394×1 |
| バッテリ駆動 |
約1.5時間 |
| サイズ(W×D×H) |
約329×297.5×48.7〜55.5mm |
| 重量 |
約3.8kg |
| OS |
Windows XP Home Edition SP2 |
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ベーシックとモバイルが
新たにラインナップに追加
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画面5〜7 ネットワークメディアプレーヤ「CE-MR01」。再生可能フォーマットは、MPEG-1/MPEG-2/WMVなど。D映像出力/S映像出力にも対応。 |
今回は、PC以外にもニューフェイスが加わった。それが、ネットワークメディアプレーヤの「CE-MR01」だ(実売店頭価格4万円前後)。これは、有線/無線(IEEE 802.11a/b/g)に対応したもので、バッファローの無線LAN接続アシスト規格“AOSS”にも対応しているので、同規格対応製品同士ならば、ワンタッチで無線LAN接続が可能なものとなっている。
PCのほうだが、今回のモデルチェンジにより、XGのほかにもDVDスーパーマルチドライブを搭載しつつ重量を1.7kg(仮)に抑え、メインメモリにDDR2を採用したモバイルノート「PCMR80H/50H」(店頭予想価格20〜22万円)、CPUにSempron 2600+を搭載し極限までコストダウンを図ったベーシックノート「PC-CS50H/30H」(店頭予想価格13〜15万円)、も新しくラインナップに追加されたほか、従来シリーズであるALも、無線LAN搭載となってリニューアルされた。スペックは、下の表を参照してほしい。
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写真9 「PC-AL70H」。ALシリーズは、従来から展開されてきた機種だが、持ち運び用途を考慮し、今回のモデルでは無線LAN(IEEE802.11b/g)を搭載。CPUもMobile Sempron 2600+となった。 |
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写真10 「PC-CS50H/30H」。究極にコストパフォーマンスを追及したCSシリーズ。PC-CS50Hが15万円前後、PC-CS30Hが13万円前後。両者はハードウェアも同じで、違いはMicrosoft Office Personal 2003の搭載/非搭載のみとなっている。 |
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| メビウス PC-AL70H/PC-CS50Hの主なスペック |
| 製品名 |
PC-AL70H |
PC-CS50H |
| 予想実売価格 |
19万円前後 |
15万円前後 |
| CPU |
Mobile Sempron 2600+ |
Mobile Sempron 2600+ |
| メモリ(最大) |
256MB(1.2GB) |
256MB(2GB) |
| チップセット |
VIA K8N800 |
VIA K8N800 |
| 液晶/解像度 |
15型/1024×768ドット |
14.1型/1024×768ドット |
| ビデオ |
チップセット内蔵 |
チップセット内蔵 |
| HDD |
約60GB |
約40GB |
| 光学ドライブ |
DVDスーパーマルチ(DVD+R DL対応) |
CD-RW/DVD-ROM対応コンボ |
| カードスロット |
PCカード(TypeII)×1 |
PCカード(TypeII)×1 |
| 通信 |
56kbpsモデム、10/100BASE-TX、IEEE 802.11b/g |
56kbpsモデム、10/100BASE-TX |
| I/O |
外部ディスプレイ出力×1、USB 2.0×4、IEEE 1394×1 |
外部ディスプレイ出力×1、USB 2.0×4、IEEE 1394×1 |
| バッテリ駆動 |
約2時間 |
約2.5時間 |
| サイズ(W×D×H) |
約326×273×29.7〜39mm |
310×266×29.1〜39mm |
| 重量 |
約2.9kg |
約2.5kg |
| OS |
Windows XP Home Edition SP2 |
Windows XP Home Edition SP2 |
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| メビウス PC-MR80H/PC-MR50Hの主なスペック |
| 製品名 |
PC-MR80H |
PC-MR50H |
| 予想実売価格 |
22万円前後 |
20万円前後 |
| CPU |
Pentium M 730 |
Celeron M 350J |
| メモリ(最大) |
256MB(768MB) |
| チップセット |
Intel 915GM |
| 液晶/解像度 |
12.1型/1024×768ドット |
| ビデオ |
チップセット内蔵 |
| HDD |
約60GB |
| 光学ドライブ |
DVDスーパーマルチ |
| カードスロット |
PCカード(TypeII)×1、SDメモリーカード×1、メモリースティック×1、マルチメディアカード×1 |
| 通信 |
56kbpsモデム、10/100BASE-TX |
| I/O |
外部ディスプレイ出力×1、USB 2.0×3、IEEE 1394×1 |
| バッテリ駆動 |
約5時間(予測) |
約3.5時間(予測) |
| サイズ(W×D×H) |
275×245×25〜31mm |
| 重量 |
約1.7kg(予測) |
| OS |
Windows XP Home Edition SP2 |
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(宇野 貴教)
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