PCに搭載されているとうれしい機能のひとつに、TVの視聴/録画や音楽CD/DVD-Videoの再生といったAV機能がある。ユーザーの支持が多いためか各メーカーともこうしたAV機能を搭載するモデルを数多く投入しているが、そうしたモデルではタイムシフト再生(見逃したシーンを早戻しして見直す、画面を一時停止する、といったいわゆるトリックプレイ)などさまざまな付加価値により便利なTV視聴環境を提供してくれるものの、単体のTVやDVDプレーヤのように“電源を投入したらすぐに楽しめる手軽さ”となると期待に応えられるものはなかなかない。今回紹介する「Mebius PC-SV1-4CD」は、そうした部分にストレスを感じる人にオススメのA4サイズのマルチAVノートだ。
PC-SV1-4CDはシャープが運営する直販サイト「SHARP PC ONLINE」でのみ販売されるオリジナルモデルで、店頭販売向けの「Mebius PC-SV1-5CD」をベースにしたもの。気になるPC-SV1-5CDとの違いは、バンドルソフトから「Microsoft Office 2003 Personal」を外し、代わりに2年間延長の引取修理サービスを追加している2点で、ビジネスアプリの省略により価格を16万円台と抑えつつ、サポートの充実を図っているのが特徴だ。
このPC-SV1-4CDを含めた“PC-SV1シリーズ”の最大のポイントは、なんといってもTV番組やDVD-Videoを見たい、音楽CDを聴きたいと思ったときにすぐさま視聴できる「INSTANT PLAY」機能の搭載に尽きる。INSTANT PLAYとはOS(Windows XP)を起動することなしにTV視聴やCD/DVDの再生を実現する機能で、例えばこの機能でTVの視聴を試みた場合では電源の投入から10秒弱でTV番組をスクリーンに表示できる。これに対してWindowsを起動した場合ではOS自身のロードだけで40秒(環境によってはそれ以上)かかり、そのあとのアプリケーションの起動にも10秒以上要してしまう。結局1分近くも待たされてしまうわけだ。レスポンスのよしあしはユーザーがストレスを感じる直接の原因になるだけに、INSTANT PLAYの存在は使い勝手の向上に大いに役立っている。
参考まで、同じPC-SV1シリーズのAthlon XP-M 2200+搭載モデル「PC-SV1-7DD」でTVやDVD-Videoを視聴できるまでの時間を計測したので表をご覧いただきたい。PC-SV1-4CDとはCPU構成などが若干異なるためにあくまでもおおよその値ではあるもののが、この違い(40〜50秒以上)は圧倒的だ。
INSTANT PLAYを使った場合、TV番組は視聴のみで録画はできないが(Windows XP上でTV視聴アプリケーションを利用すれば録画やタイムシフト再生が可能)、PCをTVやDVD-Videoプレーヤとして気軽に使いたい人にはピタリの機能といえる。