最薄部約26.4mmというスリムなボディを持ちながら、コンボドライブを搭載するスマートなB5サイズノートが「Mebius MURAMASA PC-MV1」シリーズだ。今回紹介する「PC-MV1-SC1」は、3月に発売された「PC-MV1-VC1」からMicrosoft Office XPをバンドル無しにした廉価モデルで、シャープ直販サイトにて販売されている。その代わり、本体価格は約2万円ほど安い15万9800円で販売されており、お買い得度が高いモデルに仕上がっている。
本機の最大の特徴はスリムなボディである。薄いB5ファイルサイズのノートは数多くあるが、24倍速CD-R/RWと8倍速DVD-ROMのコンボドライブを内蔵しながら26.4〜28.7mmの薄さを実現しているのは驚異的だ。重量も約1.96kgと軽く、コンボドライブを外してウエイトセーバに換装すれば約1.76kgまで落とすことができる。数値で表すといまひとつピンとこないかもしれないが、実機を触ってみると予想以上に薄く軽いことを驚きを感じることは間違いない。デスクノートとモバイルノートの両方の機能を金合わせて持つノートだと言える。だたしバッテリ性能はやや低めで、標準バッテリの駆動時間はメーカー発表値で約2.6時間とさほど長くない。モバイルメインでいくのなら、5.2時間の駆動時間を持つオプションのアドオンバッテリが必要となってくるだろう。
CPUはコストパフォーマンスに優れた低電圧版モバイルAthlon XP-M 1500+を採用する。チップセットはグラフィックス統合型の「VIA ProSavage DDR KN266」で、メインメモリはDDR SDRAMを標準で256MB(最大768MB)搭載する。基本的にコストパフォーマンス重視のスペックと言えるが、オフィスアプリやDVD鑑賞といった一般的な仕様用途でパワー不足を感じることはなく、満足の得られる性能は確保されていると言えるだろう。液晶は12.1インチXGAで、視認性のよい低反射ブラックTFTパネルを採用しているため画質は優秀だ。さらにDVDコンテンツの再生時に液晶画質を自動調整する「Movie Effector」機能を搭載するため、用途に応じて輝度などを手動調整する必要がない。
インターフェイスはUSB 2.0が2つ、4ピンのIEEE1394が1つ、LAN、PCカードスロット、オーディオ出力と及第点をマークしているが、無線LANが搭載されていないのは残念なところである。また、USBとIEEE1394のポートが本体背面にあり、頻繁な抜き差しが行いにくいのもモバイルノートとしてはマイナスポイントだ。
本機は光学ドライブ内蔵を感じさせない薄さで、モバイルでの実用に耐えうる重さと本体サイズを実現している。Office XPをバンドルソフトから外したことで、価格も15万9800円とリーズナブルになっている。B5ファイルサイズノートの購入を検討していて、重さよりも、光学ドライブごと持ち歩けることを重視するユーザーには魅力的なノートである。
(宇野 貴教)